著者
佐野 健 山本 幹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PN, フォトニックネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.517, pp.25-28, 2004-12-09

近年,インターネットへの接続回線の広帯域化,端末の高機能化により,Peer-to-Peer(P2P)技術が急速に普及している.Pure P2P SystemではP2Pに参加するピアの間でOverlay Networkが構築され,Overlay Network上で接続確認メッセージ(Ping,Pong)や検索メッセージ(Query,QueryHit)などの送受信が行われる.しかし,Ping,QueryはOverlay Network上でブロードキャストされるため,膨大な数のメッセージが発生する.特に,異なるAS間を複数回往復するようなメッセージはネットワークにとって非効率的である.そこで,本稿ではASの境界ルータがピアとしてP2Pネットワークに参加することで,異なるAS内のピアと隣接関係を持たないようにし,非効率的なメッセージを削減する方式を提案する.また,シミュレーションを用いて提案方式によるP2Pメッセージの改善度を検証する.

言及状況

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こんな論文どうですか? Pure P2Pにおけるネットワーク支援を用いたメッセージ削減法(フォトニックネットワークシステム,光ルーチング,一般),2004 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003223678

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