著者
小川 正 藤田 昌彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.80, no.2, pp.642-651, 1997-02-25

ステップ-ランプ状に位置が移動する光スポット刺激を呈示し, 被験者が視標に向かって行ったサッカードの終了時刻に合わせて視標のランプ速度をステップ状に増加 (減少) させた. このような試行を繰り返すと, パシュート速度が適応的に増加 (減少) した. 視標のランプ速度が同じでも, パシュード開始速度は視標のステップ幅に応じて選択的に増大または減少させることが同時にできた (視標ステップ幅依存性). また, パシュート適応によるパシュート速度の変化は適応前の値に一定量のバイアスが重畳するようなものでなく, 視標速度に対するパシュート速度の比 (パシュートゲイン) を更新するようなものであった. 適応前後で運動視標に対するキャッチアップサッカードの振幅に変化がなかったことから, パシュート適応はサッカード系と独立な部位で生じていることが示唆された.

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こんな論文どうですか? パシュート系における適応特性 : 視標ステップ幅依存性,視標速度依存性(小川 正ほか),1997 http://t.co/DUuiJFwzSi
日本女子パシュート決勝進出!論文ったーも空気読んで応援してます!? RT @ronbuntter: パシュート系における適応特性 : 視標ステップ幅依存性,視標速度依存性(小川 正ほか),1997 http://id.CiNii.jp/NhdJL
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