著者
緒方 広明 矢野 米雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.80, no.4, pp.874-883, 1997-04-25
被引用文献数
40

本論文では, ネットワークを利用した開放型グループ学習支援システムにおいて, 協調学習の誘発を支援する Knowledge Awareness (KA) を提案し, その試作システムであるSharlok (<Shar>_____-ing, L__-inking, and Lo__-oking-for K__-nowledge) について述べる. Sharlokは, ネットワークで結ばれた各学習者が, 知識を蓄積しあい, それに関して討論が行えるオープンな学習環境である. KAは, "知識に気づく" という意味であり, 共有データベースにおける学習者の行動履歴を利用して, 討論のきっかけとなる知識の存在や学習者の存在に気づかせる. KAを提供し, 討論を誘発することにより, 学習者は, 意欲的に学習し, 共有データベースは洗練化され, 成長していく最後に, 本論文では, 試作システムの評価を通じて, KAの有効性を示す.

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こんな論文どうですか? アウェアネスを指向した開放型グループ学習支援システムSharlokの構築(緒方 広明ほか),1997 http://t.co/2KEfTob1

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