著者
黒柳 奨 岩田 彰
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.79, no.2, pp.267-276, 1996-02-25
被引用文献数
32

人間は, 両耳間の信号の時間差(ITD:Inter-aural Time Difference)と音圧差(ILD:Inter-aural Level Difference)を用いて, 音源の方向を知ることができる. 我々は神経細胞の機能を模倣したパルスニューロンモデルを用い, 2信号間からITDとILDを独立に抽出する聴覚神経系モデルを提案している. 今回, この聴覚神経系モデルの上層に新たなパルスニューラルネットワークを追加し, 入力信号間の特定のITD,ILDにそれぞれ特異的に反応するマッピングニューロン群を構築した. この新たな聴覚神経系モデルに対して, 計算機上でシミュレーションを行った結果, 入力信号間のITD,ILDの変化によってマッピングモデル内での発火ニューロンの位置が変化することが確認され, 本モデルが単純なパルスニューロンモデルの組合せのみでITD,ILDをマッピング可能であることが示された.

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こんな論文どうですか? 音源方向定位聴覚神経系モデルによるITD,ILDの脳内マッピングの実現,1996 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003227453 人間は, 両耳間の信号の時間差(ITD:Inter-aural Time Difference)と
こんな論文どうですか? 音源方向定位聴覚神経系モデルによるITD,ILDの脳内マッピングの実現,1996 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003227453 人間は, 両耳間の信号の時間差(ITD:Inter-aural Time Difference)と

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