- 著者
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大貫 繁雄
安達 三郎
- 出版者
- 一般社団法人電子情報通信学会
- 雑誌
- 電子情報通信学会総合大会講演論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.1995, no.1, 1995-03-27
SEPAC(Space Experiments with Particle Accelerators)の再実験が,スペースシャトル・アトランティスで1992年3月末に行われた.この実験では主に人工オーロラの励起と変調電子ビーム放出の実験が行われた.変調電子ビームの実験は,変調周波数0.05〜7.04kHz,パルス幅0.1sec,最大電力1.4kWで行われ,日本上空をスペースシャトルは1度通過し,そのとき変調電子ビームの放出が行われた.また国内の6カ所(札幌,金沢他)でVLF波の観測が行われた.しかしながら6カ所の観測所において,変調電子ビームによるVLF波の信号は観測されなかった.SEPACの再実験では,変調周波数が低域ハイブリッド周波数,ω_<LHR>近傍で行われたが,VLF波の信号は地上において観測されず,電子ビーム速度,変調周波数などの実験条件にいくつかの問題点が残された.本報告ではこれらに対する二,三の検討を行ったので,その結果について述べる.