著者
網 淳子 岡本 利夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-03-27

DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)とは、IETF(Internet Engineering Task Force)においてRFC(Request For Comments)1541で規定されたプロトコルで、ネットワークに接続された計算機に自動的にIP(Internet Protocol)アドレスの割当や各種パラメータの設定等を行うものである。従来、コンピューターの移動や新しいコンピューターの導入に伴うIPアドレスの設定は、システム管理者の手作業により行われていた。しかし、ネットワークが拡大するに伴いその作業量は増加し、設定誤りといった問題も発生してきた。そこで、従来からあるRFC951に規定されたBOOTP(BOOTstrap Protocol)の拡張であるDHCPが登場した。ところが、現状のDHCPはセキュリティの面で不充分であり、権限のないサーバーが勝手に立ち上がって誤ったアドレスや経路情報を流したり、悪いホストが他のホストになりすまして情報の横取りをする可能性が存在する。そこで本報告では、セキュリティを向上させる方法について提案を行う。

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