著者
江上 周作 大向 一輝 山本 泰智 神崎 正英 野本 昌子 坂根 昌一 伊藤 真和吏 網 淳子 奥村 貴史
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第35回全国大会(2021)
巻号頁・発行日
pp.3H1GS3d02, 2021 (Released:2021-06-14)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止に向けて,政府より「3つの密(三密)」「5つの場面」が提言されている.これらの標語・指標に基づいて,個別の行動事例のリスクを評価するためには,行動履歴情報,空間情報,およびそれらの知識の定義が必要となる.本研究では,感染症患者に対する聞き取り調査で得られる行動履歴情報を用いて,その行動における三密の度合いを推論可能なオントロジーを提案する.推論結果は,公衆衛生当局における追跡調査業務の省力化や,実データとの照合による,感染に結びつく行動の分析などに応用できると考えられる.本稿では,提案オントロジーの実運用に向けたシナリオの検討と課題を述べる.
著者
網 淳子 岡本 利夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-03-27

DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)とは、IETF(Internet Engineering Task Force)においてRFC(Request For Comments)1541で規定されたプロトコルで、ネットワークに接続された計算機に自動的にIP(Internet Protocol)アドレスの割当や各種パラメータの設定等を行うものである。従来、コンピューターの移動や新しいコンピューターの導入に伴うIPアドレスの設定は、システム管理者の手作業により行われていた。しかし、ネットワークが拡大するに伴いその作業量は増加し、設定誤りといった問題も発生してきた。そこで、従来からあるRFC951に規定されたBOOTP(BOOTstrap Protocol)の拡張であるDHCPが登場した。ところが、現状のDHCPはセキュリティの面で不充分であり、権限のないサーバーが勝手に立ち上がって誤ったアドレスや経路情報を流したり、悪いホストが他のホストになりすまして情報の横取りをする可能性が存在する。そこで本報告では、セキュリティを向上させる方法について提案を行う。