- 著者
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堀 智
菊間 信良
稲垣 直樹
- 出版者
- 一般社団法人電子情報通信学会
- 雑誌
- 電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
- 巻号頁・発行日
- vol.101, no.607, pp.37-44, 2002-01-19
- 被引用文献数
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OFDM通信方式は, ガード区間を越える遅延波やドップラーシフトにより急激に通信品質が劣化してしまう.この問題を解決するために, アダプティブアレーを用いて不要波を抑圧する様々なシステムが提案されている.本報告では, 参照信号を必要としないブラインド処理を特徴とする, OFDM用ガード区間MMSEアダプティブアレーにおいて, 収束の高速化について検討する.具体的には, SMI方式でウエートを求めるための, 最適な信号サンプル数について検討し, その上で誤差信号を用いて, 到来波の遅延時間に応じて, サンプル数を自動的に変化させる新しい最適化手法を提案する.提案手法の有効性を明らかにするために, 計算機シミュレーションにより評価した.その結果, 固定および移動受信環境において従来方法に比べて, 収束速度の高速化が図れることが確認できた.