著者
緒方 信 四倉 達夫 森島 繁生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.582, pp.53-58, 2000-01-21
被引用文献数
4

感情音声が合成可能となれば、人間と機会とのノンバーバルなコミュニケーションが実現できるのみならず、人間同士の対話も円滑化する新しいコミュニケーションシステムが実現可能となる。しかし自然音声に感情を付加する為には、原音声のクオリティ、発話内容、話者の情報を保ちつつ、韻律情報を制御しなくてはならない。本稿では、音声系列中の各母音を切り出してピッチ制御を行い、文節単位でイントネーションを変化させ、さらに発話速度や音の強弱の制御によって、感情表現付加が可能なシステムを開発した。本手法により無感情音声から原音声のクオリティを保ったまま合成感情音声の作成が可能となった。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 韻律情報の制御による感情音声合成のための声質変換(緒方 信ほか),2000 https://t.co/pBFpdCxOrX

収集済み URL リスト