著者
永田 亮一 川口 剛
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.448, pp.77-82, 1999-11-18
被引用文献数
11

画像中の位置や大きさが未知の顔を、計算機によって自動的に認識するためには、顔認識処理の前に、顔領域を切り出す処理が必要である。この処理は、顔検出と呼ばれる。本論文では、複雑な背景をもつカラー画像から人物顔を検出するための新たな手法を提案する。提案手法は、人物の頭を直立しただ円で近似し、だ円内部に膚領域と頭髪領域を定義する。そして、画像中でだ円を生成しながら、だ円の適合度を計算する。だ円の適合度は、頭髪領域の境界線のエッジ画像とのマッチ度、膚領域内の膚色ピクセルの密度、および、頭髪領域内の輝度値がしきい値以下のピクセルの密度の和によって与えられる。そして、提案手法は、適合度の大きい順に、画像中の顔の数だけだ円を出力し、これらを顔と判定する。

言及状況

Twitter (1 users, 2 posts, 1 favorites)

こんな論文どうですか? 複雑な背景をもつカラー画像からの顔検出(永田 亮一ほか),1999 http://t.co/4wEhd1XBxX 画像中の位置や大きさが未知の顔を、計算機に…
こんな論文どうですか? 複雑な背景をもつカラー画像からの顔検出(永田 亮一ほか),1999 http://t.co/ccC0ZOWayS 画像中の位置や大きさが未知の顔を、計算機に…

収集済み URL リスト