著者
浅見 重幸 田子 晃 小林 保
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B-I, 通信I-情報通信システム・理論 (ISSN:09151877)
巻号頁・発行日
vol.79, no.8, pp.519-527, 1996-08-25
被引用文献数
9

有線LANはケーブルを使用するため,機器の設置,再配置にコストがかかる.また,工場や構内の情報化に伴い,移動体との情報通信を含めたシステム化への要求が増加し,無線LAN利用への要望が高まっている.今回我々は,2.4 GHz帯直接スペクトル拡散変調方式(DS-SS)を用いた伝送速度2 Mbpsの無線LANシステムを開発した.本装置は, IEEE802.3 (イーサネット)インタフェースを備え,ユーザが使用している既存ネットワークOSを変更することなしに,無線化できる特長を備えている.本論文では,SSモデムのビットエラー率(BER)の測定結果,多重アクセス制御(MAC)の計算機シミュレーション結果,バッファサイズの検討,および室内伝搬特性としてフレームエラー率の測定結果を示す.更に,LANシステムとして実効データ伝送速度測定結果を報告する.

言及状況

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こんな論文どうですか? 2.4 GHz帯スペクトル拡散無線LANの性能評価(浅見 重幸ほか),1996 http://id.CiNii.jp/NuoBL

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