著者
横山 晶一 安野 克彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション
巻号頁・発行日
vol.95, no.321, pp.39-46, 1995-10-20

これまで方言は、主として社会言語学や民俗学的な観点から研究されてきた。本稿では、自然言語処理の立場から方言を取り扱うアプローチについての予備的な考察を行う。その目的は、1.方言が古い日本語を保存しているならば、系統的な規則で記述が可能ではないかということ、2.話し言葉として伝えられてきた方言の文法を書くことは、話し言葉の文法を作ることになること、3.方言と共通語の比較によって、日本語の性格がより明らかになり、さらに両者の機械翻訳システムを作ることによって、翻訳の研究にも有用であること、などである。以上のような考えから、庄内方言を例として機械処理の観点から特に動詞と助詞を中心に、予備的な調査と考察を行った。

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[あとで読む] 抄録の前提が???だが。

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