著者
矢野 明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.300, pp.89-94, 2005-09-15

大局的センシングは局所の特徴によらない全体の特徴に関するセンシングである.これは, 人間の脳においても活用されており, 従来の局所的特徴を用いたパターン認識にこれを加えることによって認識率が大幅に改善されることが期待される.この方式をここでは筆跡鑑定に応用した.手始めに, 縦横比, 上下, 左右に占める線の面積比等を前処理データとしてパーセプトロン型学習機械にかけたところ, 被験者3人の書いた各6文字中, 5文字で学習し, 残りの1文字で正しく鑑定できた.そこで, 被験者を増やし, 様々な前処理を工夫して実験を続け, 大局的センシングの有効性を示す結果を得た.

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“CiNii 論文 -  大局的センシングを主体としたパターン認識の筆跡鑑定への応用(一般セッション)” https://t.co/OCiXzbrJUF
日本語フォントが欧文フォント並みの多様性を獲得するにはパターン認識とかの応用が必要になってきそうな感じはする。かな漢字変換がふつうにできるようになるまでにほとんど人工知能みたいなものをつくったのと同じように http://t.co/Oth6rvIFRr

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