著者
野村 俊昭 石井 六哉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DSP, ディジタル信号処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.95, no.68, pp.39-46, 1995-05-26
被引用文献数
1

本論文では,快音・不快音の特徴を解明するため,パワースペクトルに着目し9種類の自然音について解析を行った。解析は,始めに各対象音を一定のフレーム長で切り出してパワースペクトルを算出した。次に求めたパワースペクトルについて1次と2次の関数による近似を行い,近似関数の係数をパラメータとした。各音のパラメータを比較した結果,パワースペクトルの4kHz〜20kHzの帯域を2次関数での近似を行うと,快音は2次の係数が負,負快音は正になる。またパワースペクトルがピークに達してからの減衰の傾斜が,快音は緩やかな傾斜から10kHzを越えて急峻な傾斜となる。これに対し不快音は快音の急峻な傾斜に比べ緩やかな傾斜で減衰し高域にホワイトノイズ的成分を持つことが分かった。

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そんなことを考えてたらこれに至った! 「スペクトル解析による快音・不快音の特徴抽出」 http://t.co/HQGZM7BM おもしろい。

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