著者
宮村 和俊 長野 勇 八木谷 聡
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B-II, 通信II-無線通信・無線応用 (ISSN:09151885)
巻号頁・発行日
vol.80, no.5, pp.387-396, 1997-05-25
被引用文献数
17

雷雲-地上間雷放電電流によって放射されるVLF電磁波パルスの電離層および電離層付近の自由空間中における電磁界波形を, この雷放電を進行波電流と仮定し, full wave法と球面波の平面波展開の手法, ならびに時間に関する離散フーリエ変換を用いて厳密に数値計算する方法を開発した. この計算により, 静電界成分の分布および放射電磁界の電離層下部での反射と透過, 透過した成分のホイスラ波への結合の様子等を含めた電磁界波形の詳細な時間変化を求めることができた. また, 雷放電に伴う下部電離層で観測される発光現象の発生領域の説明が可能となる結果も得られた.

言及状況

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雷によって発生する電磁波の周波数は、非常に低周波(5kHz)が最も顕著で、高周波数になるに従い、ベキ的に下がります。 5kHzは超長波(VLF:Very Low Frequency)と呼ばれ、波長は約5kmです。雷のエネルギーは高周波に行くに従いベキ的に減衰するものの、VLFよりも波長の長いラジオに影響を与えたり、何桁も波長が短い可視光で光って見えたりするので、その領域にまで高いエネルギーが ...

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スマン、今は読む気になれん…… RT @ronbuntter こんな論文どうですか? 雷放電から放射されるVLF電磁界波形のfull wave計算(宮村 和俊ほか),1997 http://t.co/vBy7zDr9
こんな論文どうですか? 雷放電から放射されるVLF電磁界波形のfull wave計算(宮村 和俊ほか),1997 http://t.co/jzdC3M2K

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