著者
目黒 光彦 高橋 知紘 古閑 敏夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SIP, 信号処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.363, pp.19-24, 2004-10-14
被引用文献数
9

本稿では,色盲と呼ばれる色覚異常により色の区別が難しいユーザ向けに,カラー画像中の色を弁別しやすいように色の修正を施すことで,見やすいカラー画像を作成する方法を提案する.人間は,光の波長に対して感度の異なる三種類の錐体による反応値の比により色を知覚している.俗に色盲と呼ばれる色覚異常者の多くは,三種類の錐体のうちいずれか一つの錐体を欠いている二色型色盲である.そのため色盲者にとって,色の弁別が困難な色の組み合わせが存在する.提案手法は,処理対象のカラー画像を色により領域分割を行い,それぞれの領域の代表色同士の色弁別がしやすいか否かを判定し,弁別が難しい領域の色の値を変換させることで,知覚しやすいカラー画像を生成するものである.これにより,色覚におけるバリアフリーを実現する一手法が実現される.

言及状況

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こんな論文どうですか? 混同色線理論と色覚モデルに基づくカラー画像からの弁別困難色の検出と弁別しやすい色への変換(プロセッサ,DSP,画像処理技術及び一般)(目黒 光彦ほか),2004 http://t.co/d9oH8S3w

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