著者
石渡 正倫 宮川 道夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式
巻号頁・発行日
vol.95, no.436, pp.73-78, 1995-12-15

手書き筆跡をもとにした個人同定を目的として,筆跡の個人特徴量にハフ変換により得られる3種のパラメータ,すなわちρ,θ,および累積値を用いる筆者同一性判定法を提案する。筆跡データとして,1)本人による筆跡,2)筆跡提示なし代筆,3)筆跡提示あり代筆の3種類を使用,個人特徴量の抽出と筆者同一性判定実験を行った。個人特徴量から筆者判定のための基準特徴量を抽出して判定閾値を設定,5回実施した実験の平均判定率は,1)に対して93.2%という結果が得られた。また3)での平均判定率は76.4%であり,2)に関しては,何れの実験でも100%という良好な判定結果が得られ,個人特徴量,およびこれを利用した筆者同一性の判定法としての有効性が確認できた。

言及状況

Yahoo!知恵袋 (1 users, 1 posts)

>著名な書家の書いた草書文字 OpenCVを使うなら、使う言語はあまり関係ないです。 あとはその界隈や業界の用語をひたすら蒐集するということで、例えば、テキスト解析の分野であると「作者同定」という単語がありまして、テキストの中身から「それはシェイクスピアの真作ですか贋作ですか」をあてる作業になり、なので用語的つながりから同定物が筆跡となると「筆者同定」という語が構築できるはずだ……とも直感 ...

収集済み URL リスト