著者
高田 智史 伊藤 大雄 中村 義作
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.638, pp.13-18, 2006-02-28

組み合わせゲームの1つに、Poset(半順序付き集合)Gameと呼ばれるものがある。Poset Gameは有名なNimから未解決のChompまで多様なゲームを含み、この研究から様々な面白い結果が得られている。Poset Gameは単一の祖先(毒節点)を持つdagで表現できる。これの拡張として、毒節点が複数あり、しかも毒に重みを持たせ、与えられた体力を越えて毒を取った競技者が負けるというゲームが考えられる。我々はこのゲームの多項式時間で必勝手順を得る方法について考察する。
著者
下田 将之 吉沢 真吾 和田 直哉 宮永 喜一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.670, pp.79-84, 2002-02-26

音声認識のVLSI化は高速演算により実時間処理を可能にし,トータルシステムの負担を大幅に軽減できることから,その実現が望まれている.本稿では,音声認識LSIを作成するためのシステム構成の概要を示す.また,FFTケプストラムとLPCケプストラムの2つの音声分析手法を用いてソフトウェアシステムを構築し,認識性能の評価を行う.FFTケプストラムは,演算が容易で並列処理が可能であり,LPCケプストラムは声道特性を良好に反映できる現在最も主流な分析方法である.認識手法には連続分布型の隠れマルコフモデル(Hidden Markov Model:HMM)を用いる.
著者
古橋 良一 小林 正彦 金子 美博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.455, pp.153-157, 2009-02-23

卒業論文や修士論文など,審査員を伴う論文発表を幾つかの会場で並行して行う場合,同一の審査員が担当する発表が重ならないようにする,同一の研究室は連続して発表する,審査員の会場移動は最小限にするなど,様々な条件のもとで発表プログラムを作らなければならない.我々はこれまでこのようなプログラムを自動作成するためのソフトウェア「江戸っ子」を開発してきた.江戸っ子のアルゴリズムは,各会場での発表件数を均等にすることから始めて,それらの条件を満たすように設計されている.しかし,そのような均等性や連続性を同時に満たさないような事例に今回遭遇した.この事例に対処するためには,これまでのアルゴリズムを改良して,「江戸っ子」をバージョンアップする必要がある.本稿ではこれについて報告する.
著者
石田 賢治 小沢 千絵
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式
巻号頁・発行日
vol.97, no.15, pp.39-46, 1997-04-21

インターネット上で公開された電子的な著作物は操作が容易なため,大量の著作権侵害の可能性が大きな問題となっている.また,従来インターネット利用者の権利意識の低さもいくつか指摘されている.しかしながら,インターネット上の著作物に関する権利意識を定量的に調査した報告は未だ行われていない.本稿では,1996年10月25日現在JPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター)に登録されている8736個のドメインに対応するWWWのホームページ上の著作権に関する注意書きを収集し,著作権者の権利意識を定量的に調査した.その結果,(1)著作権に関する注意書きのあったページは全体では36.6%である,(2)個別の権利に触れたページはわずか5.4%である,(3)自らのホームページ上の著作物をどう扱わせたいかを指示しているホームページはさらに少なく1.9%である,ことが分かった.
著者
首藤 晃一 入江 一成 熊谷 智浩 西尾 弦一 辻 久雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式
巻号頁・発行日
vol.97, no.427, pp.9-14, 1997-12-11
参考文献数
4
被引用文献数
14

ホームユーザ、中小ビジネスユーザに対しオフィスと同様なLAN環境を提供する地域情報ネットワークシステムにおけるグループ管理サーバ(GMS)とローエンドカード(LEC)の開発について述べる。地域情報ネットワークシステムは、今後の普及が見込まれるパソコン通信サービスのためのアクセス系通信基盤としての役割を担い、地域社会に新たなコンピュータ通信の利便性を生み出すことを目的としている。本稿ではセンタ側に設置され情報の一括管理とネットワーク監視を行うGMSと、ユーザ宅に置かれインタフェースの変換と接続パソコン端末の自動検出を行うLECについて基本設計と評価結果を報告する。さらに、実用化に向けシステムの保守・運用性向上のため必要なGMSにおけるパケットフィルタリングテーブルのダイナミック更新について述べる。
著者
砂川 祐一郎 和田 知久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.441, pp.347-352, 2011-02-24

無線通信システムの開発や研究において、近年ソフトウェア無線の技術が注目を浴びている。ソフトウェア無線ではこれまでハードウェアで構成されていた無線通信システムの大部分をソフトウェアで実装することにより,開発コストを抑えることができ,また,パラメータ等を状況に合わせて変化させることで様々な環境に適応させる事が可能となる。本研究ではソフトウェア無線の技術を使用し日本ISDB-T規格のワンセグ受信機のアーキテクチャを提案し,PC上で動作性能を考察している。入カデータはAD変換後のベースバンドOFDM信号を想定しており,復調時にはフィードバック処理により周波数誤差の補正を行う。パイロット信号からチャネル推定を行ない,時間軸線形補間,周波数軸補間の2種類の等化も実装している.
著者
宇佐美 悠 豊田 健太郎 笹瀬 巌
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.289, pp.19-24, 2014-10-30

人が直接検査を行うことが困難な橋脚等の構造物モニタリングの実現に,太陽光や振動といった環境エネルギーを電力に変換するエナジーハーベスティング(EH: Energy Harvesting)技術が注目されている.しかしながら,環境から収集できる電力は少ないため,センサ端末は長期間パケットを受信できないスリープモードで動作し,パケット到着率が低下するという問題がある.そこで本論文では,各橋脚に複数のセンサ端末が存在し,シンクがデータを収集するモデルにおいて,橋脚内のセンサ端末が協調して充電期間を制御することで,高パケット到着率を達成する方式を提案する.提案方式では,各センサ端末は充電後に一定確率で同一橋脚内のセンサ端末に充電状態に遷移させるためのビーコン信号を送信する.これにより,各橋脚内に1つも受信可能なセンサ端末が存在しない時間を短くし,パケット到着率を向上させる.さらに,各センサ端末は,同一橋脚内のセンサ端末が送信したパケットをオーバーヒアした後,次の橋脚内のセンサ端末に送信する.これにより,各センサ端末はパケット送信機会が増え,パケット到着率が向上する.本方式の有効性を示すため,計算機シミュレーションを用いて,各橋脚に同数のセンサ端末を配置した通常橋に加え,橋梁の中央の橋脚に向かうにつれて端末が少なくなるアーチ橋をトポロジモデルとして,パケット到着率を評価する.提案方式は従来方式と比較して,パケット到着率を向上できることを示す.
著者
花屋 達郎 宮川 道夫 林 豊彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式
巻号頁・発行日
vol.96, no.401, pp.55-60, 1996-12-12

本研究では,ヒトの様々な顔特徴こ対して発火するサル大脳ニューロン群,いわゆる「顔ニューロン」の研究成界を,ヒト顔画像からの特徴抽出処理こ応用した個人識別法を提案し,ニューラルネットワークを用いた識別法との比転,検討を行った.具体的こは,入力された顔画像から顔ニューロンが個人特徴として識別に利用する特徴をコンビュータで,自動抽出,(1)パタ-ン認識こよる個人同定方法とニューラルネットワークを用いた識別方法(2)学習パラメータに顔の距離要素を学習させたもの(3)距離要素中で髪の要素を除レ,たものさらに(4)顔ニューロンの特徴を用いたニュートラルネットワークの識別法による34人から顔画像の同定実験を行いその結果を示す.
著者
福士 沙織 河野 隆二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.463, pp.1-5, 2008-01-21
被引用文献数
1

近年,高速なデータ伝送を実現する方法として,Multiple-Input Multiple-Output (MIMO)伝送が注目を集めている.しかしMIMO伝送では,受信側での回路規模が大幅に増大するため,移動体無線通信には好ましくない.受信側の回路規模を低減させるため,遅延検波とTHP(Tomlinson-Harashima Precoding)を併せて用いたMIMO伝送が提案されている.しかし,THPにおいてModulo演算により位相が回転するため,遅延検波を用いた場合,BER特性の劣化が著しい.そこで本稿では,遅延検波を用いたTHP-MIMOシステムに対し,THPによる位相回転の補正を組み合わせたプレコーディング方式を提案する.計算機シミュレーションを用いて,提案方式により,遅延検波を用いてもBER特性が劣化せず,通信路の時変動に対してロバストであることを示す.
著者
上田 裕巳 山口 治男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式
巻号頁・発行日
vol.95, no.393, pp.19-24, 1995-11-27
参考文献数
13

現在の網同期は従属同期方式であり,基準クロック(PRC; Primary Reference Clock)を生成する装置(マスタ)とPRC と同期したクロックを各局で生成するクロック供給装置(スレーブ)およびマスタとスレーブ間のクロック分配網から構成される.クロック分配網は多リンク構成をとっており,クロック分配網のリンク数が多くなり過ぎると同期品質上問題となる.本論文では,同期品質の向上をねらいとしてATM技術を用いたクロック分配法を提案する.本提案方式は既設のATMトランスポートシステムにも適用でき,1リンクのクロック分配網が構成できる.
著者
山本 裕司 大槻 知明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.596, pp.101-106, 2005-01-21

近年, 検知, データ処理, 通信機能を持つ小型センサノードから構成されるセンサネットワークが注目されている.しかし, センサノードは電力, メモリ, 処理能力が限られているため, 電力効率の優れたセンサネットワークの設計が課題である.また, 観測雑音の影響が大きいとき, 実際に起こった事象と異なる情報を, センサノードが送信する可能性がある.本稿では, 観測雑音, フェージング, そして雑音の影響を低減するために, ローカルフュージョンを用いたセンサネットワークを提案し, その電力効率を観測雑音を考慮して評価する.提案方式では, センサノードの近隣にローカルフュージョンセンターを配置してローカルフュージョンを行う.その後, 距離減衰やフェージングの影響を低減するために, 誤り訂正符号化した情報を目的ノード(グローバルフュージョンセンター)までマルチホップ通信する.観測雑音の影響が大きいとき, ローカルフュージョンを用いない方式では, ビット誤り率(BER)特性にフロアが生じてしまい, 所要BERを達成することができないのに対し, 提案方式はローカルフュージョンを用いることで, 所要BERを達成することができる.計算機シミュレーションの結果, 観測雑音の影響が大きいとき, ローカルフュージョンセンターで尤度判定法を用いた方式は, 多数決判定法を用いた方式と比較して, 電力効率を改善できることを示す.また, ローカルフュージョンセンターとグローバルフュージョンセンター間の送信距離に応じて, 消費電力が最小になる最適なマルチホップ数が存在することを示す.
著者
並川 巌 結城 芳彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.339, pp.153-155, 2013-11-28

放送通信連携方式の標準規格Hybridcastを使用した番組連動コンテンツを試作した。
著者
石渡 正倫 宮川 道夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式
巻号頁・発行日
vol.95, no.436, pp.73-78, 1995-12-15

手書き筆跡をもとにした個人同定を目的として,筆跡の個人特徴量にハフ変換により得られる3種のパラメータ,すなわちρ,θ,および累積値を用いる筆者同一性判定法を提案する。筆跡データとして,1)本人による筆跡,2)筆跡提示なし代筆,3)筆跡提示あり代筆の3種類を使用,個人特徴量の抽出と筆者同一性判定実験を行った。個人特徴量から筆者判定のための基準特徴量を抽出して判定閾値を設定,5回実施した実験の平均判定率は,1)に対して93.2%という結果が得られた。また3)での平均判定率は76.4%であり,2)に関しては,何れの実験でも100%という良好な判定結果が得られ,個人特徴量,およびこれを利用した筆者同一性の判定法としての有効性が確認できた。
著者
北村 匡彦 白井 大介 藤井 竜也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.279, pp.31-36, 2008-10-30

本稿は,LDPC符号の一種であるLDGM符号の復号並列化を検討する.LDGM符号は,符号長および符号化率を自由に設定でき,符号・復号がシンプルに構成可能なブロック符号である.特にマルチキャストをはじめとするUDP/IPを想定した場合には,下層の機能により誤り検出が完了しているため,LDGM符号では誤り訂正のみを行えばよい.このため,高速かつ効率的にFEC処理が可能である.LDGMの復号処理は超多元1次の検査方程式を解く過程に相当し,その解く順序を決定することが求めれる.本稿では,まずはじめに処理コストの軽い検査方程式順序の走査を行い,その後で処理コストの重い誤り訂正処理を実行する2パス処理手法を提案する.これにより,受信ホストでは単位ブロックのパケットを受信した瞬時に,つまり,誤り訂正処理を行う前に,消失したパケットの回復の可/不可を判別することができる.また,同時に,検査方程式の集合全体の依存関係を知ることができるため,並列処理が可能になる.
著者
菊島 浩二 中川 慧
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.391, pp.1-3, 2011-01-20

著者らは,昨年,2009年9月電子情報通信学会ソサイエティ大会(新潟市)にて,気持ちを伝えることのできる「気持ち通信」を提案した.本研究会では,その後の著者らの研究成果を報告する.
著者
五嶋 研二 府川 和彦 須山 聡 鈴木 博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.455, pp.31-36, 2009-02-23

本報告では,移動通信における中継システムとして,i)雑音が加わったアナログ信号を再送するAF(Amplify-and-Forward)と,ii)復号して再送するDF(Decode-and-Forward)を切替える方式を検討する.中継局において,CRC復号による判定誤りが検出された場合はAFを行い,誤りが検出されない場合にはDFを行う.さらに送信側とは異なる符号化を行いHARQ(Hybrid ARQ)と同様の高信頼化を図る.また,受信側で直接受信と中継局経由の受信信号の合成メトリックを求め,復号に必要なビット対数尤度比(LLR)を算出するために,まずプリアンブル信号を用いてチャネル推定とレプリカ誤差の平均電力推定を行い,合成メトリックの重み係数をレプリカ誤差の平均電力値から求める方法を提案する.マルチパスフェージング条件下でOFDM伝送の計算機シミュレーションを行い,i)切替方式はAFとDFよりも優れたパケット誤り率(PER)特性が得られ,ii)中継局での受信レベルが高く高符号化率の場合に異符号を用いる方式が効果があること,iii)準静的伝搬環境ではチャネル推定の精度による劣化が小さいことを明らかにする.
著者
岸本 了造
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式
巻号頁・発行日
vol.94, no.190, pp.43-50, 1994-08-01
被引用文献数
1

本論文は、マルチメディア通信サービスとしての「エージェント通信サービス」を提案している。まず、エージェント通信システムを従来の回線交換網、パケット交換網と比較しながら、そのサービス接続性により多様なサービスが提供可能になることについて述べている。次に、代表的なエージェント通信サービスとして、(1)テレコンファレンス、(2)メール、(3)グループウエア、(4)広域網情報検索、(5)作業依頼(ショッピング、バイキング)を提案し、その中の広域網情報検索についてモデル化を提案している。最後に、実装したサービスについて論じている。
著者
今村 弘樹 剣持 雪子 小谷 一孔
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式
巻号頁・発行日
vol.98, no.482, pp.65-72, 1998-12-17
被引用文献数
6

従来の動物体解析の有力な手法としてオプティカルフロー推定法がある。しかし、物体が他の物体に隠される遮蔽領域、また物体が他の物体の後ろから出現する発生領域では、フローの推定精度が低下するという問題点がある。本研究の目的は、従来、推定精度の低下する遮蔽、発生領域のフローを精度良く求めることを目的とする。そのためにここでは、フロー情報より動きに基づく領域分割をおこない、遮蔽、発生領域を抽出しその領域のフローを周辺領域より外挿する処理をおこなう。
著者
山中 秀昭 小崎 成治 横谷 哲也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.266, pp.29-32, 2009-10-29
参考文献数
7
被引用文献数
1

2000年代初頭から始まった光アクセスネットワークによるブロードバンドサービスは、概ね全国に行き渡りインターネットサービスの高速化が達成されたと言える。インターネットアクセスと電話サービスに加えてIP技術により映像配信を加えた「トリプルプレイサービス」の導入が積極的に進められている。現在、更なる高速化及び高機能化を目指した次世代光アクセスシステムの研究開発及び標準化の議論が始まった。次世代光アクセスシステムでは、経済的な高速化と宅内における新サービスの創造が課題と言える。本稿では、次世代光アクセスシステムを目指した技術動向と標準化動向を俯瞰し、これらの課題に対する解決策を論じる。
著者
柏 大 藤木 直人 谷本 茂明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.13, pp.1-6, 1999-04-19
参考文献数
9

無線ネットワークの発達や携帯端末の小型化により、モバイルコンピューティング環境が整備される一方で、広域バックボーンネットワークの高速化、広帯域化も進んでいる。今後、様々なリソースがネットワーク上から利用できるようになることを考えると、リソースの持ち運びを制限されたモバイルコンピューティング環境下では、広域ネットワーク上のリソース利用によって快適性が更に向上すると考えられる。本稿では広域ネットワーク上のリソースを利用するために必要な、所望リソースを発見し、利用するためのリソースナビゲーション手法を提案する。更に、プロトタイプシステムの構築により提案手法の具現化イメージを示すとともに、実際の利用場面を想定したシミュレーションを行うことにより、ナビゲーションの的確性に関する有効性を示す。