著者
枝崎 賢 築谷 隆雄 鷲見 育亮 東村 正巳 副井 裕
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.304, pp.37-41, 2004-09-10

本報告は,能動C形式における電流モードバイカッド回路の構成法について検討している.提案回路は,2出力型演算トランスコンダクタンス増幅器(DO-OTA),2出力型カレントフォロワ(DO-CF),および接地キャパシタを用いて構成されている.本回路は,特性を実現するための回路条件を必要とせず,電流出力の選択により低域通過特性,帯域通過特性,高域通過特性,帯域除去特性,および全域通過特性が実現できる.また,OTAのバイアス電流により特性パラメータを直交的に設定することができる.回路の構成要素に対する素子感度を求め,本回路が低素子感度特性を有することも明らかにしている.PSPICEシミュレーションによる実現例を示し,本回路の有効性を確認している.

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? DO-OTAとDO-CFによる電流モードバイカッド回路に関する一考察(音声・音響情報システム及び一般),2004 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003283986

収集済み URL リスト