著者
徳弘 一路 浅野 誠 渡辺 久晃 津村 尚志
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響
巻号頁・発行日
vol.97, no.179, pp.47-54, 1997-07-18
参考文献数
27

「3弦の鳴るギターは良いギターである.」 というギターの評価法はどのような原理に基づいているかを調べた. 1弦と3弦の位置を交換し, スペクトルの変化を調べ, ギター全弦に第3弦を張り, その弾弦音の時間波形, 減衰特性, スペクトルを比較した結果, 3弦の位置におけるスペクトルのエンベロープが滑らかでなく, 5kHz以上の周波数帯域において倍音成分が小さく, 1弦の場所と比較して良い音がでないことがわかった. また, 同じ製作者による鳴るギターと鳴らないギターを比較した結果, 鳴らないギターは音量が非常に小さく, さらに, エンベロープが滑らかでなく, 5kHz以上の周波数帯域において倍音成分が小さいことなどがわかった.

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

へー、3弦の位置って良い音が出にくいんだ CiNii 論文 -  ギターの評価と弦の鳴りの関係について https://t.co/LnWccEBgml #CiNii

収集済み URL リスト