著者
生川 弘晃 降旗 建治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.379, pp.67-72, 2004-10-22
被引用文献数
1

人体内の肉内および骨内の音速は,圧電センサから発信する超音波信号の遅延時間から求められている.しかし,入力した矩形パルスが超音波センサの共振周波数とQから定まる振動波形が受信されるため,遅延時間を正確に計測するためには立ち上がるポイントを検出されなければならない.そこで,本報告は,予測信号と受信信号との差の比較から,遅延時間を計測する方法を用いて,人体両足首くるぶし部の音速について検討した.その結果から,海綿骨を伝達する音速の平均値は約4,000m/s,標準偏差値は544.3m/sであり個人差が大きい.一方,骨髄を透過したと考えられる音速の平均値は約2,000m/s,標準偏差値は181.9m/sであり個人差が小さいことが示唆された.

言及状況

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こんな論文どうですか? 超音波センサを用いた体内音速計測法に関する検討,2004 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003284890

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