著者
山本 伸一 三浦 周 小原 徳昭 池田 満久 若菜 弘充
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス
巻号頁・発行日
vol.98, no.570, pp.9-13, 1999-01-29
被引用文献数
9

通信放送技術衛星(COMETS)は1998年2月21日に打ち上げられたが, 第2段ロケットの不具合により静止軌道へ投入でぎず周回衛星となった.COMETSには高度移動体衛星通信用実験機器(MCE)が搭載され, Ka帯およびミリ波帯を用いて様々な実験が予定されていたが, これらの内容についても見直しが行われた.陸上移動実験では, 周回衛星となったことにより高い衛星仰角が得られることを利用し, 都市部での高仰角伝搬特性Ka帯で測定した.陸上移動衛星通信では, ビルなどの障害物によるシャドウイングが大きな問題であるが, 測定の結果から, 衛星仰角が高いほどこれらの影響が軽減され, 都市部でも見通し率が大幅に改善されるため, 陸上移動衛星通信が可能となる環境になることが確認された.本稿では伝搬特性測定の結果および測定を行うに当たり必須であったドップラ補償などの技術について述べる.

言及状況

Twitter (2 users, 5 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 通信放送技術衛星(COMETS)を用いた高仰角陸上移動伝搬特性(山本 伸一ほか),1999 http://t.co/7yBdzjk1yQ
こんな論文どうですか? 通信放送技術衛星(COMETS)を用いた高仰角陸上移動伝搬特性(山本 伸一ほか),1999 http://t.co/BsE1cvMo
こんな論文どうですか? 通信放送技術衛星(COMETS)を用いた高仰角陸上移動伝搬特性(山本 伸一ほか),1999 http://id.CiNii.jp/NxwIL
こんな論文どうですか? 通信放送技術衛星(COMETS)を用いた高仰角陸上移動伝搬特性,1999 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003289604

収集済み URL リスト