著者
鴨井 好正 沼波 秀晃 大石 進一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題
巻号頁・発行日
vol.96, no.208, pp.1-8, 1996-07-27

本報告では, 浮動小数点数を用いて, 高速な演算が可能な精度保証ライプラリを提案する. 浮動小数点演算の際に起こる丸め誤差は, 丸め方向を強制的に変更できる. これを利用すると, 区間の上限と下限に浮動小数点数を使っても, 四則演算結果の真の値を含む区間演算を行なうことができる. この区間演算をもとにした精度保証ライプラリを, C++言語によって作成した. 精度保証付き数値計算では様々なタイプのデータ型間の演算が行なわれるので, C++言語の演算子多重定義の機能を有効に利用して, プログラム開発が極めて容易になるように工夫している.

言及状況

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@tsujimotter おっ、いいですねそれ。実は既出なんですよー。こうして論文にもなってますし。 http://t.co/nKzoSbrv5B また、四倍精度浮動小数点とかで対処する、といった事例もあります。 http://t.co/0iCTmIxSxb

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