著者
戸次 一夫 山本 太朗 沢 孝一郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMD, 機構デバイス
巻号頁・発行日
vol.95, no.51, pp.25-30, 1995-05-19
被引用文献数
5

この研究の目的は、いくつかの液体誘電体中における開離時アークの基本特性を調査、報告し、液体がアークにどのような影響を及ぼすのかを論じることである。本報ではアーク放電、ブリッジ現象、接点表面形態について明らかになったことを報告する。誘導性負荷回路(L=20mH、負荷電流0.8A)を用いて銅対銅の開閉接点試験を行った結果、蒸留水、メタノール中で間欠アークが観測された。また、沃素デンプン反応試験によりO^-あるいはOH^-の発生が確認された。n-ヘキサン、ガソリン中では定常アークが発生し、試験後の表面はCで覆われているものの、極めて滑らかであった。この原因として、定常アークの放電柱がCのために激しく移動していることが考えられる。

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