著者
江頭 徹 稲村 雄 竹下 敦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.200, pp.27-34, 2004-07-14
被引用文献数
4

マルチタスクOSにおいてプロセスのデータが改ざんされたことを検知する完全性検証機能に関して報告する。本機能により、不正プロセスが権限昇格などを通じて他のプロセスの重要なデータを改ざんすることにより攻撃者が隠れて他人の権限を継続的に利用することを防ぐことができる。本機能の実用化に向けた基本設計案は多数のデータを動的に検証対象として登録することができ、検証に必要となるメタデータについても改ざんを検知できることを特徴とする。基本設計案の1つである遅延検証方式ではさらに、データアクセスがあるまでは検証処理を省略することで完全性検証の処理負荷を削減する。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? マルチタスクOSにおけるメモリの保護 : データ改ざん検出手法の提案,2004 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003296493

収集済み URL リスト