著者
森山 剛 斎藤 英雄 小沢 慎治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声
巻号頁・発行日
vol.95, no.319, pp.9-16, 1995-10-20
被引用文献数
6

本研究では、人が声を聞いた時に知覚する感情の概念と、平静時から変化した音響パラメータとを定量的に対応付ける分析合成系を提案する。まずいくつかの言葉で感情音声を発し、それを聞いた際に受ける印象を主観評価した結果を因子分析して因子を得る。この時同時に感情音声の音響パラメータを主成分分析してその主成分を得る。こうして得られた因子と主成分の重回帰分析を行うことにより得られる重回帰係数行列を対応情報とする。分析系では、対応情報に基づいて得られた音響パラメータから感情情報を獲得する。合成系では、対応情報に基づいて、感情情報から音響パラメータの平静時からの変化分を得る。本稿では、構築するシステムの概要を述べると共に抽出された因子の妥当性を検証する。

言及状況

Twitter (2 users, 2 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 音声における感情表現語と感情表現パラメータの対応付け(森山 剛ほか),1995 http://t.co/L64Nha63ui

収集済み URL リスト