著者
相場 徹 山根 信二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.47, pp.1-6, 2001-05-10

暗号の歴史は軍事や外交といった国家レベルの文脈において語られることが多い。しかし、そのような議論は、個人的なしベルでの暗号利用の歴史についての視点を欠落させてしまう。本発表では、インド古典のカーマスートラ、およびヤショーダラによる注釈文献を取り上げ、そこで述べているとされる暗号の内容および用途についての検討をおこなう。この検討の結果、ヤショーダラ注における暗号は軍事・外交といった国家レベルの用途ばかりを想定していたものではなかったことを示す。そして、前近代において民間レベルでの秘密通信が存在しえたことが、現代においてどのような意義を持つかについて論じる。

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カーマスートラには「女が娘のうちに学ぶべき64の技芸」の46番目に「言語読解法」「秘かに申合せた言葉の種々な使い方」とある。研究者は「暗号解読」というより「異民族語の理解」という解釈が妥当ではないかという。どっちでもすげーわ。http://t.co/TvVaJYsena
古代インドのカーマスートラに暗号利用に関する記述があり、軍事外交など国家レベルだけでなく、前近代において民間レベルの秘密通信が存在しえた、と。おもしろし。→暗号文通信システムについての歴史的考察:古典インド文献にみる原初形態http://t.co/pZgN856PRZ ※PDF
現代の暗号の民主化を先取りしていた古代インドの暗号についての学会発表はこちらになります http://t.co/lcd8WZaFk7 http://t.co/G4w5dhJl0d

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