著者
工藤 栄亮 安達 文幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.461, pp.103-107, 2003-11-15
被引用文献数
10

移動通信の世界では超高速データ伝送の要求が高まっている.データ伝送レートを高速化しつつ送信電力を低減するために,筆者らはバーチャルセルラシステムを提案している.分散配置された多数の無線ポートから構成されるバーチャルセルでは,移動端末の近傍の無線ポートで受信された信号はマルチホップ通信により無線ポート間を中断され,ネットワークと接続されている中央無線ポートへと転送される.このようなマルチホップバーチャルセルラシステムでは効率的なチャネル割当てが必要である.本論文では,チャネル棲み分け法を適用した自律分散型チャネル割当て法を提案している.全ての無線ポートへのマルチホップ通信経路を構築した後にチャネル割当てを行う.全ての無線ポートは各チャネルの優先度関数を記載したチャネルテーブルを具備し,送信する無線ポートが主導して優先度関数にしたがてチャネルを選択する.本論文では,チャネル割当ての失敗率を計算機シミュレーションにより求め,失敗率が最大許容ホップ数にほとんど依存しないことを示す.

言及状況

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こんな論文どうですか? マルチホップバーチャルセルラ通信における自律分散型チャネル割当て法(アダプティブアンテナ,MIMO及び無線信号処理技術,一般)(工藤栄亮ほか),2003 http://id.CiNii.jp/N1kzL

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