著者
佐和橋 衛 安藤 英浩 樋口 健一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム
巻号頁・発行日
vol.96, no.354, pp.9-16, 1996-11-14

DS-CDMA方式において干渉信号を低減するため, パイロットシンボルを用いて各ステージ毎にチャネル推定値を逐次的に更新するコヒーレントマルチステージ干渉キャンセラ(PSA-COMSIC)を先に提案した. 本報告では, 容量をさらに増大するためにパイロット及びデータシンボルを用いる高精度チャネル推定法を提案し, このチャネル推定法を適用したPSA-COMSICの特性について評価する. 誤り訂正符号化を用いた場合には, 干渉が支配的な領域における本提案の高精度チャネル推定を用いるPSA-COMSICの容量はマッチトフィルタ受信に比較して約1.6倍に増大することができ, 拡散率の約80%の容量を実現することができることを明らかにする. また, 干渉除去重み制御を用いたシリアル/パラレルハイブリッド構成及び非線形/線形ハイブリッド構成を提案し, 基本型のシリアル構成とほぼ同等の容量を実現することができ, これらの構成により復調処理遅延を大幅に低減することができることを示す.

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こんな論文どうですか? パイロット及びデータシンボルを用いるチャネル推定逐次更新型DS-CDMAコヒーレントマルチステージ干渉キャンセラ,1996 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003304904

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