著者
山田 実
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LQE, レーザ・量子エレクトロニクス
巻号頁・発行日
vol.96, no.290, pp.1-6, 1996-10-08

戻り光に強い半導体レーザとして自励振動半導体レーザが開発されている。自励振動を強化する為、可飽和吸収領域を層厚方向に設ける構造が多くなってきているが、この構造では量子雑音が増加しやすくなっている。また一般的に、リッジストライプ構造のレーザでは、クラッド層を層面内に流れる漏れ電流が生ずる可能性があり、この漏れ電流によっても量子雑音が増大する。本報告では、自励振動半導体レーザにおいて、これらの要因を含め、光出力強度、自励振動強度、量子雑音、横モードプロファイルなどの理論計算結果を示す。

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