著者
内田 一徳 松永 利明 金 基釆 韓 卿求
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. C-I, エレクトロニクス, I-光・波動 (ISSN:09151893)
巻号頁・発行日
vol.79, no.7, pp.210-216, 1996-07-25
被引用文献数
36

地下街等の分岐折れ曲がりをもつトンネル内の電波伝搬問題をFVTD法を適用して解析した. FVTD法は任意の小さい多面体セルに対して,マクスウェルの方程式を体積積分することによって離散化される差分方程式である. この方法によれば, 微小セル内の媒質定数は一定とするが, その値を各セルごとに変化できるので,不均質媒質を含む任意形状の境界値問題を比較的容易に扱うことができる. また均質媒質では, このFVTD法はFDTD法とデカルト座標系において等価である. FVTD法の応用例として, トンネル構造が解析的な手法では取扱いが難しい場合について数値計算を行った. また, FVTD法の有効性を立証するためマイクロ波シミュレーションによる実験を行い, 計算値と実験値がよく一致することがわかった.

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こんな論文どうですか? FVTD法による基本的な分岐をもつ2次元トンネル内電波伝搬の解析(内田 一徳ほか),1996 http://t.co/yY6RmA7V
こんな論文どうですか? FVTD法による基本的な分岐をもつ2次元トンネル内電波伝搬の解析(内田 一徳ほか),1996 http://t.co/yY6RmA7V

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