著者
三好 正純 下塩 義文 古賀 広昭 井手口 健
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.82, no.9, pp.1465-1473, 1999-09-25
被引用文献数
9

本論文は,人の視覚感性を利用した文字配置の設計手法について述べたものである.文字を配置したときの文字間の空間部は視覚の誘導場理論を用いて電界と類似したポテンシャル場で表した.まず,文字間の間隔が視覚的に等距離に感じる文字配置では,文字間のポテンシャルに一定の関係があることを見出した.更に,二つの文字間,漢字の偏(へん)と旁(つくり)間及び文書の行間の3項目についてそれぞれバランスよく感じる間隔を調査し,間隔を実際の距離とポテンシャルで測定した.その結果,二つの文字間及び漢字の偏と旁間では,バランスよく感じるときの間隔のポテンシャルによる測定値は,実際の距離による測定値に比べ,文字の画数や形状による変動が小さいことを見出した.最後に,感性と視覚の誘導場の関係を用いて表札の文字配置を設計している.

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こんな論文どうですか? 視覚の誘導場理論を用いた感性にもとづく文字配置の設計(三好 正純ほか),1999 http://t.co/rsyQgibRQn

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