著者
三苫 寛人 内田 誠一 迫江 博昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.657, pp.13-18, 2004-02-13
被引用文献数
1

DPマッチングなど,いわゆる弾性マッチングに基づくオンライン文字認識においては,合わせ過ぎによる誤認識が発生する.例えば入力パターンが「1」であっても,マッチングによって水平部が非線形伸縮された結果,「7」に誤認識される場合がある.本報告では,こうした誤認識の低減手法を提案する.合わせ過ぎの発生原因には,弾性マッチングが本来そのカテゴリでは起こりえないような変形も吸収の対象としていることが挙げられる.そこで本手法では,あらかじめ各カテゴリに生じ易い変形(固有変形)を統計的手法により求めておき,認識の際のマッチングの結果が,その固有変形からどれぐらい逸脱しているかを評価する.その逸脱量が大きければ,そのマッチングにより合わせ過ぎが起きていると判断できる。オンライン数字データを用いた認識実験により,本手法の有効性を確認した.

言及状況

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こんな論文どうですか? 固有変形を用いたオンライン文字認識の検討(文字とドキュメントの認識・理解),2004 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003314231

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