著者
キャンベル ニック
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語
巻号頁・発行日
vol.99, no.487, pp.61-67, 1999-12-03

声によるコンピュータ情報へのアクセスは、平等なコミュニケーションの方法として有効であろう。情報化社会の進化が生み出したコンピュータのキーボードを自由に操り、自由に情報をアクセスできる人と、コンピュータを使えないがために情報化社会から取り残された人との差を縮めるだろう。社会の国際化や情報化によって、多言語コミュニケーションはより一般的かつ身近なものになったが、今だ言葉の壁は大きい。本報告で紹介する音声合成とそのデータベース作成技術により、親しみやすい、聞き取りやすい、個人性をもつ合成音声が可能になりました。しかし、この音声合成技術の高品質化に伴い、新たな問題が生まれた。つまり合成された音声があまりに人間の声に近いことによって生じた著作権(声の権利)と、翻訳された結果や声で伝えるニュアンスの相違など内容に対する責任の問題である。

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