著者
松永 麻里 河野 隆二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, 1997-08-13

近年、情報の意味や内容に立ち入り、人間にとって必要な情報のみを送信しようとする知的通信が研究されている。知的通信において人間にとって重要な情報を重点的に誤りから保護することを知的誤り制御という。知的誤り制御において情報の重要な部分を重点的に誤りから保護するには、重要度に応じて誤り保護能力を変化させる方法が必要である。 これまでに重要度によって誤り訂正能力の異なる畳込み符号を用いることで重要度に応じた誤り保護を実現する不均一誤り保護符号を考案した。この方法では、復号側で符号化と異なる復号器で復号してしまう復号器選択誤りが起きることがある。本稿ではこの誤り率の上界式を導き、またこの誤りを減らす方法についても述べる。そして、計算機シミュレーションによりその性能を評価する。

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こんな論文どうですか? 複数の畳込み符号を用いた不均一誤り保護符号の誤り率特性,1997 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003341410

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