著者
白水 俊次 井上 正一
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.47, no.5, pp.708-713, 1993

アルミ基板の上にガドリニュウム系蛍光体(Gd_2O_2S : Tb)と有機感光体(フタロシアニン)とを積層させ, 被検体のX線透視像を実寸大の静電気像に変換する高感度イメージプレートを開発した.この静電気像はトナーで直接現像でき, 短時間で一般の紙を使ってハードコピー化できる.従来のX線フィルムに比べ, 非常に簡便な方法で, 次々にX線の照射条件を変えた結果を記録として得ることができ, 同時に比較診断することができる.感度は従来のX線フイルムー蛍光増感紙方式に比べ1桁高く, 静電写真特有のコントラスト強調効果を利用できる.非破壊検査などでX線照射の条件出し, 低コントラスト欠陥の検知などに適していることを述べる.

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