- 著者
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遠藤 隆也
- 出版者
- 一般社団法人 映像情報メディア学会
- 雑誌
- テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
- 巻号頁・発行日
- vol.17, no.73, pp.41-47, 1993
コンピュータとかマルチメディア機器と呼ばれる人工物を介したインター・パーソナル・コミュニケーション(Artifact-Mediated Inter-Personal Communication ;AM-IPC)に関して、その対話モデル、介在している人工物が果たしている役割と影響、ヒューマンインタフェース技術の基本的課題などについて述べている。ヒューマンインタフェース問題の基底には、小脳化の混乱と誤用の問題が横たわっている。また、人工物を介したIPCには、脱コンテクストや奪コンテクスト、空間認知の不連続性、時間性の混乱、デザイナの潜在性、外在化による内的考慮・外的考慮の混乱、インタフェースにおけるマイナス接面などの課題がある。