著者
伊藤 公一 呉 孟憲 関川 博志 蓮野 茂夫
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.78-83, 1994-01-20

短波放送用カーテンアンテナには広帯域な周波数特性が要求される.また, 設置状況により, 反射スクリーンの両側にアンテナを配置して使用する場合が多い.さらに, 同時に両方向にビームを放射することが検討されている.本論文は, 放射素子として従来用いられている反射スクリーン付折返しダイポールアンテナに関して, モーメント法を用いて周波数帯域およびダイポール間の相互結合に関する検討を行う.最初に, カーテンアンテナおよび折返しダイポールアンテナの基本構成を示す.次に, 広帯域化のため, 複数のワイヤからなる折返しダイポール素子の構造および計算結果を示し, そのアンテナ構造および反射スクリーン付加による周波数帯域の改善効果を示す.次に, スクリーン両側に配置したダイポール間の相互結合の計算結果を示し, ダイポール間の相互結合および反射スクリーンの構造が放射パターンに与える影響を明らかにする.これらの結果は, カーテンアンテナの設計に関する基礎資料となり得る.

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短波放送用カーテンアンテナに関する基本的検討 Characteristics of Curtain Antennas for HF Broadcasting http://t.co/e3bOwHf7

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