著者
田中 伸一
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会誌 (ISSN:1345031X)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.36-41, 2003-08-15

多国籍企業にとって社内プロジェクトマネジメントの標準化は,各国で培われたベストプラクティスの存在と,共通基盤となるグローバルスタンダードとのコンビネーションが必要になる.ビジネスがますますグローバルに展開される今日,効果的・効率的なPM標準の確立は重要な課題である.欧州と米国の企業合併により活動している弊社は,PMI/PMBOKとPRINCE2の融合をベースとした実践的な体系を定義している.これらの体系は,事業展開を推し進めるためにプログラムマネージャーとプロジェクトマネージャーの双方にとっての共有基盤となりつつある.今,我が社においてプログラムオフィスとプロジェクトオフィスの連携により,PM標準の見直しとPM要員の育成が開始された.

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