著者
佐々木 貴宏 所 真理雄
出版者
一般社団法人日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.14, no.4, pp.365-378, 1997-07-15
被引用文献数
6

マルチエージェント系におけるエージェントの環境への適応は,進化論からの類推に基づき,個体による生涯内での「学習」と集団による世代をまたいだ「進化」といった異なる2過程の相補的なものとして捉えられる.本稿では,ダーウィン型あるいはラマルク型の遺伝機構を持つ集団の進化の過程を再現し,特に動的な環境下でのそれぞれの集団の適応性について評価および議論する.その結果,ダーウィン型の集団の方が,静的環境下では効率的なラマルク型の集団よりも環境の変動に対して安定した挙動を示すばかりでなく,世代を通じて動的環境自体に適応していくことが可能であることを示す.

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これ面白かった。わかりやすいし RT @vespid: なう。iPadに転送して電車で読む。: CiNii 論文 - 進化的エージェント集団の動的環境への適応 (<特集> マルチエージェント) - http://ci.nii.ac.jp/naid/110003743989
なう。iPadに転送して電車で読む。: CiNii 論文 -  進化的エージェント集団の動的環境への適応 (<特集> マルチエージェント) - http://ci.nii.ac.jp/naid/110003743989
よんでる:CiNii 論文 -  進化的エージェント集団の動的環境への適応 (<特集> マルチエージェント) http://ci.nii.ac.jp/naid/110003743989

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