著者
岡留 恒丸
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.71-73, 1994

本属のトゲハネバエは, 現在およそ23種が報告されているが, 日本からはこれまでわずかに1種が記録されているにすぎない。H. iwasai Okadome n. sp.フクロウトゲハネバエ(新称)は, 帯広畜産大学の岩佐光啓助教授によって, Ketupa blakistoni (Striges)シマフクロウの巣から飼育されたもので, 後脚基趺節が前・中脚のものに比較して太く, しかも第二趺節よりも短く, また末端腹面に尖った小歯をもつことなどの特徴により近似種と異なる。

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