著者
石川 重遠
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.41-50, 2002-09-30

本稿では、イギリスの印刷ビラと見出し書体について15世紀後半から19世紀後半までの変遷を考察した。その結果、以下の結論が得られた。1)産業革命以前、印刷ビラの大半は公告ビラであり、それらの見出し書体には、主にオールド・スタイル・ローマン体が用いられていた。2)産業革命期には、広告用印刷ビラの需要が増大した。19世紀初頭に、大型で超特太、モダンで目立つ見出し専用書体が創出された。これらの書体は、好評を博し、イギリスは、見出し活字書体の分野で世界をリードすることになった。3)初期のビラ用見出し書体は、タイプフェイス・デザイナー達に大きな影響を与え、彼等は、新たな見出し書体を多数デザインした。その結果、イギリスでは、独自のタイポグラフィの世界が発展した。そして19世紀中期にイギリスの印刷ビラは、最盛期を迎えることとなった。

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