- 著者
-
全 聖福
釜堀 文孝
- 出版者
- 日本デザイン学会
- 雑誌
- デザイン学研究 (ISSN:09108173)
- 巻号頁・発行日
- vol.50, no.5, pp.31-38, 2004-01-31
- 被引用文献数
-
3
大型スパーマーケットとショッピングセンター、コンビニエンスストアなどの出現は私たちの消費パターンを変化させ、そのため多くの企業が自社商品の広告やデザインに莫大な費用を投資している。これらの販売形式は消費者にいかに自社商品を認識させるのかが重要であり、特に多くの商品を陳列している陳列台で消費者に強い印象を与えるか否かは企業の自社商品の購買をうなかす大きな役目をはたしている。本論文は食品や生活用品購入において商品の消費行動はどんな動機と媒体によって影響を受け、商品においてどんな要素を重要だと思うのかについてその要因を蔚山(ウルサン)大学の学生52入に対して調査を行い、分析した。その結果、商品購入においては「色相」と「パッケージデザイン」が重要視されており、要素としては「品質」が最も重要視され、購入するタイプでは「広告でよく見た商品を購入」「陳列している商品を見て購入」するのが非常に高いことがわかった。又,広告媒体についてはTV広告が全体の2/3を占めるほどに大きい影響を及ぼしているという結論を得た。