著者
喜田 大三 川地 武
出版者
公益社団法人地盤工学会
雑誌
土質工学会論文報告集 (ISSN:03851621)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, 1982-03-15

地中壁の止水性低下の代表的な要因である, ジョイント部のスライム, マッドケーキについてその発生状況と止水性への影響について検討した。マッドケーキのコンクリートへの付着はベントナイト泥水で著しく, 泥水への浸積時間とともに厚くなり, 2日後には10〜20mmにも及ぶ。ポリマー泥水では付着量は比較的少なく2日後でも1〜2mmである。付着するマッドケーキはコンクリート表面から浚出するCaイオンによるベントナイトあるいは掘削土粒子の凝集によるものであり, 単なる物理的な付着によるものではない。付着したケーキの透水係数は10^<-5>cm/sのオーダーであり, 掘削面に形成されるマッドケーキのそれより大きいが, ケーキを通しての漏水は微々たるものである。ジョイント部のマッドケーキの防止法として行われているブラシなどによるケーキの除去はコンクリート打設の直前でなければ効果は薄く, むしろ, 先行パネルの端部を炭酸塩や炭酸ガスで中性化する方法のほうがより効果的である。

言及状況

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こんな論文どうですか? 泥水工法における泥水管理に関する研究(第25報) : 地中壁ジョイント部のマッドケーキの形成とその防止法,1982 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003983389

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