著者
沖田 実 中居 和代 片岡 英樹 豊田 紀香 中野 治郎 折口 智樹 吉村 俊朗
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.63-69, 2004-02-20
被引用文献数
9

本研究の目的は,温熱負荷ならびに温熱負荷と持続的筋伸張運動を併用した場合の廃用性筋萎縮の進行抑制効果を明らかにすることである。実験動物は,7週齢のWistar系雄ラットで,1週間の後肢懸垂によってヒラメ筋に廃用性筋萎縮を惹起させるとともに,その過程で約42この温熱ならびに持続的筋伸張運動,両者を併用した方法を負荷し,筋湿重量とタイプI・II線維の筋線維直径の変化,Heat shock protein 70(Hsp70)の発現状況を検索した。温熱負荷によってHsp70の発現が増加し,タイプI・II線維とも廃用性筋萎縮の進行抑制効果を認めた。そして,これはHsp70の作用によってタンパク質の合成低下と分解完遂が抑制されたことが影響していると考えられた。一方,持続的筋伸張運動でも廃肝吐筋萎縮の進行抑制効果を認めたが,温熱負荷と併用した方法がより効果的であり,これはHsp70の作用と機械的伸張刺激の作用の相乗効果によるものと推察された。

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こんな論文どうですか? 廃用性筋萎縮の予防としての温熱負荷の影響に関する研究(2002年度研究助成論文)(沖田 実ほか),2004 http://t.co/mTYPma0l
こんな論文どうですか? 廃用性筋萎縮の予防としての温熱負荷の影響に関する研究(2002年度研究助成論文)(沖田 実ほか),2004 http://id.CiNii.jp/QvDgL
こんな論文どうですか? 廃用性筋萎縮の予防としての温熱負荷の影響に関する研究(2002年度研究助成論文),2004 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003994134

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