- 著者
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松村 崇史
- 出版者
- 社団法人日本東洋医学会
- 雑誌
- 日本東洋醫學雜誌 (ISSN:02874857)
- 巻号頁・発行日
- vol.53, no.1, pp.37-40, 2002-03-20
- 参考文献数
- 18
- 被引用文献数
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急性期RSDの5例に対し柴苓湯と六君子湯を投与し,疼痛(VAS),腫脹,手指運動障害について検討した。うち4例が6週以内に疼痛が半分以下に減少し有効であった。腫脹,手指運動障害は疼痛に先行して改善する傾向があった。RSDの急性期は局所の炎症が主体であるが,発症しやすい精神的素因や発症後の気虚があり,全身的疾患の部分症と認識する必要がある。それゆえ柴苓湯と六君子湯による漢方治療は合理的な治療法と考えられた。