著者
黒崎 忠明
出版者
日本信頼性学会
雑誌
日本信頼性学会誌 : 信頼性 (ISSN:09192697)
巻号頁・発行日
vol.27, no.5, pp.329-335, 2005-08-01

日本の宇宙開発は50年前のペンシルロケットに遡り, 実験, 研究から始まり, 今日では大型で技術的に高度な人工衛星を打ち上げるまでに至った.その間の信頼性管理は米国の要求文書に習い, また実績を重ね自らの信頼性管理要求を制定し, 適用して来た.しかしコスト低減の方向と信頼性がコスト要因との判断から, 信頼性管理の基本であるチェックアンドバランス, 設計の標準化, 技術の認定等宇宙プロジェクトの必須機能を低下させてしまった.今日日本の宇宙開発は問題を抱えており, 信頼性の確保が急務であると叫ばれている.そこで宇宙開発事業団(現宇宙航空研究開発機構)における信頼性管理要求の変遷及び要求の概要をまとめた.今後の宇宙開発における信頼性向上活動の一助となることを期待する.

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"宇宙開発における信頼性管理要求の変還(<特集>宇宙開発における信頼性) [in Japanese] "

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