著者
中谷 信江 張替 直美 宮腰 由紀子
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学看護学部紀要 (ISSN:13430904)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.49-57, 2003-03

本研究は、看護基礎教育における看護技術習得に向けた効果的で効率的な学習支援策検討の基礎資料を得る目的で、気管内吸引技術を取り上げ調査した。A大学の卒業生2学年(1期目入学生 : 以下、1期生と記載、及び、2期目入学生 : 2期生)を対象としたアンケート調査にて、気管内吸引技術の教育が、卒業後の教育対象者の記憶と同技術への自己評価にどのように影響するかを明らかにした。その結果、「就職後の技術に対する自己評価」に関連する要因として、「就職後の技術実施経験の有無」・「期生(経験年数)」及び「学内授業終了時の技術に必要な知識の獲得意識の記憶」の3項目が認められた。また、2期生は、1期生よりも「学内授業終了時の技術に必要な知識の獲得意識の記憶」が高率で、「学生自身がモデル人形に実施した記憶」、「授業が楽しかった記憶」、「手技の原理を学んだ記憶」も高率であり、「複数の教員のデモンストレーション」「"小集団"及び"実施手順を用いた"学生自身のモデル人形に対する実技体験」を受けていた。

言及状況

Twitter (1 users, 2 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 気管内吸引技術の看護基礎教育における授業方法の検討 : 卒業生へのアンケート調査をもとに(中谷信江ほか),2003 http://id.CiNii.jp/RtghL
こんな論文どうですか? 気管内吸引技術の看護基礎教育における授業方法の検討 : 卒業生へのアンケート調査をもとに,2003 http://ci.nii.ac.jp/naid/110004226573 本研究は、看護基礎教育における看護技術習得に向けた効果的で効率的な学習支援策検討

収集済み URL リスト