著者
竹田 直樹
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.461-464, 2001-03-30
被引用文献数
1

本報は,計画的な彫刻設置事業が展開する以前すなわち1950年代の初期的な設置事業を分析の対象とし,それらの事業の目的や性質について調査と分析を実施するものである。結果として,1950年代の彫刻設置事業は,戦後の新しい社会的価値観や平和主義あるいは自由主義というような新しいイデオロギーを賛美することを目的とすることが多かったこと,それまでになかった男女の裸像が出現したこと等が明らかになった。したがって,これらの設置事業は戦前の銅像と近年の計画的な彫刻設置事業の双方の性質を合わせ持つということができる。両者の変遷期における中間的な性質もつ設置事業であったと考えられる。

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承前:公共彫刻における裸像は戦後から始まり、割合では着衣像を上回る。戦前では許されない「平和」の象徴。しかしキリスト教文化圏で日常風景の中にこれほど裸像がおかれているところはない。cf. 竹田直樹「日本における1950年代の彫刻設置事業」http://t.co/03zF4qCI

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