著者
山田 宏之 佐藤 忠継 澤田 正樹 岩崎 哲也 角田 里美 養父 志乃夫
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.62, no.5, pp.635-638, 1999-03-30
参考文献数
11
被引用文献数
4 2

1997年の夏季, 日中に, 東京都稲城市の環境共生住宅団地「長峰・杜の一番街~五番街」において日中の気温分布, 地表面温度分布, 温熱環境の測定を実施した。その結果, 団地敷地内は周囲の道路部分よりも低気温であること, 芝生地や樹林地のような植物被覆面の温度は, アスファルトのような人工物よりも低温ではあるが, 直接日射が当たる部分では気温よりも高温となること, 温熱環境を表すWBGT指数は地表面温度を反映した値を示すことなどが把握された。また, 植物被覆面の温度は日射が遮られると速やかに低下し, 気温よりも低温となることから, 日陰の植被面が大きいことが熱環境改善のために効果的であることが示された。

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こんな論文どうですか? 環境共生住宅団地の緑化による微気象緩和効果について(山田 宏之ほか),1999 https://t.co/SUsIdAYwGF 1997年の夏季, 日中に, 東京都稲城市の環境共生住宅団地「長峰・杜の一番街~五番街」において…

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